| 今、心に悩みをかかえているわたしへ | |
| 気持ちが楽になる珠玉のことば その2 | |
| −ここには、この世の真実が示されています− | |
| これは、白隠さんというお坊さんが示した歌で、「この世の真実」を分かりやすく説いたものとして貴重な、わたしたちの宝物です。 もともとこの歌は、幼い子供が聞いても理解できるように説くことを目的にしてつくられたものですから、時代にあわせて解釈していくことも必要であると思い、意訳をつけさせて頂きました。 心を落ち着けて、右側だけ見て頂ければさいわいです。 読み終えたあと、少しでもあなたの抱えている荷物が軽くなることを願ってやみません。 |
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| このお経を音声で聴く | |
| ↓もとの歌です | ↓こちらをお読みください |
| 『白隠禅師坐禅和讃』 | 『−心をおちつけること−』 |
| 衆生本来仏なり | 迷える心を持つ わたしたちも 本当は 仏なのです |
| 水と氷の如くにて | それは ちょうど 水と氷のようなもので |
| 水を離れて氷なく | 水がないと氷が できないのと 同じように |
| 衆生の他に仏なし | わたしたちを ぬきにして 仏は ありえません |
| 衆生近きを知らずして | わたしたちが 仏であることを 知らずに |
| 遠く求むるはかなさよ | あちこち 探しまわるのは むなしいことです |
| 譬えば水の中に居て | それは、たとえば 水の中にいながら |
| 渇を叫ぶが如くなり | 水をください! と 叫んでいるようなものです |
| 長者の家の子となりて | 本当は とても幸福なのに そのことに気付かず |
| 貧里に迷うに異ならず | 「わたしは不幸だ」と 嘆いているのと 同じことです |
| 六趣輪廻の因縁は | いつまでも 苦の世界から 抜け出すことが できないのは |
| 己が愚痴の闇路なり | 自分の境遇を くよくよと 嘆くからです |
| 闇路に闇路を踏みそえて | その 長い長い 闇を通り抜けて |
| いつか生死を離るべき | 生きる・死ぬ という 想いから離れることが肝心です |
| それ摩訶衍の禅定は | そのために 「禅定=こころを落ちつける」 という行いは |
| 称嘆するに余りあり | わたしたちにとって 大きな支えとなることでしょう |
| 布施や持戒の諸波羅蜜 | 他人への施しや 自身への いましめなどの 行うべきこと |
| 念仏懺悔修行等 | ご先祖さまを おまつりすること 自分を反省すること |
| その品多き諸善行 | さまざまな よい行いがありますが |
| 皆この中に帰するなり | それらはみんな 「禅定=こころを落ちつける」 の中に含まれるのです |
| 一坐の功を成す人も | ひととき、心をおちつけて 静かに坐った人は |
| 積みし無量の罪ほろぶ | 悩みごとなど 実はなかったんだ、と 気付くのです |
| 悪趣何処に有りぬべき | 悪い出来事など いったいどこにあると いうのでしょう |
| 浄土即ち遠からず | 極楽は いま、ここに あるのです |
| 辱なくもこの法を | ありがたいことに、 この教えを |
| 一たび耳に触るる時 | 一度でも 耳にしたときに |
| 讃嘆随喜する人は | 深くほめたたえて 信じ、うけいれる人は |
| 福を得ること限りなし | かならず 幸福を 手に入れることでしょう |
| いわんや自ら廻向して | ましてやみずから ひたすらに祈り、 お唱えをして |
| 直に自性を証すれば | 本来の自分を 感じとることができれば |
| 自性即ち無性にて | 生きるとか 死ぬとか 男だとか 女だとかの 区別なく |
| 已に戯論を離れたり | その瞬間、すでに 愛着や煩悩から はなれているのです |
| 因果一如の門ひらけ | 私たちは今、 仏と一体になったのです! |
| 無二無三の道直し | この ただひとつの 真実を歩んでいきましょう |
| 無相の相を相として | 真実には 本来 決まった形がないことを感じ |
| 往くも帰るも余所ならず | どこに行っても そこにやすらぎを みいだしましょう |
| 無念の念を念として | こだわらず、 心おだやかに 毎日をすごせば |
| 謡うも舞うも法の声 | 行いが そのまま仏法となり まわりの人を救います |
| 三昧無礙の空ひろく | 心は澄み切った 大空のように 自由に どこまでも広がり |
| 四智円明の月さえん | 煩悩を離れた 清らかなお月さまが 輝いています |
| この時何をか求むべき | このような時、 ほかに何を求めるというのでしょう |
| 寂滅現前するゆえに | 心が静まり、 究極のやすらぎが得られた今、 |
| 当処即ち蓮華国 | この世が そのまま 極楽であり |
| この身即ち仏なり | この身が そのまま 仏なのです |
| (文責:関守研悟) | |
| 最後までおつきあい頂きまして、ありがとうございます。上にも述べましたが、この歌は、この世の真実が記されている、私たちの宝物です。繰り返し繰り返し味わっていただければ幸いです。あなたの悩みが少しでも軽くなることを願ってやみません。→「珠玉のことば その3」もぜひご覧下さい。 | |
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