仰げば尊し |
| 四部合唱+オーケストラ |
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| 1番 仰げば尊し、わが師の恩。 教えの庭にも、はやいくとせ。 おもえばいと疾し、このとし月。 今こそわかれめ、いざさらば。 2番 互いにむつみし、日ごろの恩。 わかるる後にも、やよわするな。 身をたて名をあげ、やよはげめよ。 今こそわかれめ、いざさらば。 3番 朝ゆうなれにし、まなびの窓。 ほたるのともし火、つむ白雪。 わするるまぞなき、ゆくとし月。 今こそわかれめ、いざさらば。 |
| 今年の冬は、例年になく厳しく、長く感じられましたが、ようやく、一雨ごとに暖かくなって参りました。 そんな3月はまた、卒業式のシーズンでもあります。子供達は、あるいは学生たちは、今いる学年を卒業して、次の、新しい学年へと移ります。 「私はこのクラスが大好きだから、ずっとここにいたいんだ」と言ってもそうはいきません。 「私は、この世が大好きだから、ずっとここにいたいんだ」と言ってもそうはいきません。 子供達に限らず、私たちは、永遠にひとつのところに留まっていることはできません。生きていれば必ず、出会いがあり、そして別れがあります。 「川の流れのように いくつもの時代は過ぎて」なんていう歌もありますが、人生を一遭の小舟に喩えることができようかと思います。一遭の小舟に自分が乗っています。そしてわが人生の川を下っていきます。 両岸ではいろんなことが起こります。時には見渡す限りお花畑の天国のような所を通ることもあれば、殺伐とした砂漠のような所を通らなければならないこともあります。 自分はお花畑の、小鳥が楽しくさえずる天国のような場所にずっといたい、と願っても、川は無常にも、先へ先へと自分を送っていきます。一つの場所に執著しても、永遠に続く景色というのはありませんので、別れの時には苦しみになる。 ならばどう生きていけばよいのでしょうか。 どんなに良いことがあっても、どんなに悪いことがあっても、後ろを振り向かずに、前へ前へ進んでゆく。 どんなに美しい花が咲いていても、どんなに楽しく小鳥が鳴いていても、その美しさを愛でながら、その楽しさを喜びながら、そこに執著することなく、足踏みせずに進んでいく。 「流れる水は凍らない」「流れる水は腐らない」といいます。それが、「生きている」ということでありましょう。 今日は、そんな「別れ」「卒業」をテーマにした日本の名曲を紹介させて下さい。もちろん全員が御存知の曲だと思います。「卒業式」と言えば、「仰げば尊し」です。ピアノとオーケストラ、4部合唱を録音しています。 |
| (観音講3月法話より) |
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